室戸市吉良川町日南地区にて「日南はっけん展」開催

2016年11月21日(月)~26日(土)の6日間、室戸市の中山間集落「日南(ひなた)」にて「日南はっけん展」を開催しました。

日南地区で見つけた地域資源の写真・動画を集め、廃校となってしまった小学校の校舎で展示し、地域住民や地域外のから来るお客さんに見てもらおうという企画です。室戸市地域おこし協力隊橋本果奈が発案し、日南地区の住民とともに準備・開催しました。

日南はっけん展 チラシ画像


地域活性化はじめの一歩は地域資源を知ることから

わたし、地域おこし協力隊橋本が思うに、地域おこしで一番大切なことは「地域資源」言いかえれば「地域の魅力」を知ること。それは、地域おこし協力隊の自分にも言えることだし、同時に地域住民にとっても言えることだと思います。
まずは、地域のいいところを発見しないことには始まらない!
地域活性化はじめの一歩は地域資源を知ることだ!と考えています。

日南(ひなた)という地区は今年度(2016)から初めて、地域おこし協力隊が本格的に入っていくことになった地域です。そのため、まずは地域のいいところを発見しよう、ということで、企画したのがこの「日南はっけん展」です。名前の通り、日南を新発見・再発見するイベントです。


舞台は「日南小学校」

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「日南はっけん展」の舞台となったのは、「日南小学校」。2007年に吉良川小学校に統合され、現在は使われていません。しかし、10年近く前に児童がいなくなったとは思えないほど、校舎は当時の面影を残しています。

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この旧日南小も、地域資源そのもの!校舎の管理は地元の常会がしているのですが、年に1度の地区運動会で使用するくらいで、ほとんど活用されていません。

それはもったいない!ということで、ここを地域の集いの場にできないか、日南はっけん展がそのきっかけになりうるのではないか、と旧日南小での開催をきめました。


写真・動画展示のほか、地場産品販売、軽食サービスも

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「日南はっけん展」の具体的な内容ですが、まずメインは写真・動画などで展示する、日南地域資源の魅力です。それに合わせて、特産品の販売や日南のおいしい水で淹れたコーヒーの無料サービス、猪汁、おにぎり、五目寿司の振る舞いなど。


展示コーナー


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4月から撮りためた写真を展示。

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シキビ染めは女性に人気で、作り方を教えて!との声が。シキビ染めのワークショップをしようか考え中です。

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41年前と現在を航空写真で比較。新しい道路ができたり、田んぼがゆず畑になったり、という部分はあるものの、ほとんど変わっていません。

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現在は行われていない、日南の太刀踊り。
なつかしいと、動画に合わせて唄うおんちゃんの声がとても印象的でした。


販売コーナー


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日南の特産品である「田芋(さといも)」をはじめとした、たくさんの地場産品がならびます。

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試食のおにぎりのおいしさに、思わずお米を買い求める方もいらっしゃいました。


来場者・地域の反応は?

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このイベントの企画時には、もっとこぢんまりとした規模になるかと思っていたのですが、「外から来てもらうんだから、おいしいものを食べていってもらいたい!」「せっかく来てもらうのに、なんちゃあないなんて」との地域の声で、準備・本番、予想以上の盛り上がり!発案者の自分も、たぶん地域のみなさんもここまでのものができるとは想像していなかったと思います。

初日に高知新聞さんに取材していただいたことで、たくさんの方におこしいただくことができました。
ありがとうございます!!



吉良川町からおこしの方が多かったのですが、室戸の吉良川町以外の地域から来てくれた方もたくさんいましたし、中には南国市や芸西村来られた方も。「なつかしい」と久しぶりに(本当に久しぶりに)母校を訪れた方たちは、地元の方と話をはずませ、初めて日南を訪れた方は興味津々に展示を見ていかれました。


日南はっけん展が今後の活動につながれば

会期中は、日南地区にゆかりのある方を中心にたくさんの方に来場していただきました。(ざっくり250人程度!)その中では、たくさんのアイデアが生まれ、地域もグッと熱を帯びてきました。これらのアイデアが実現へと向かい、ますます地域が活気づいていくよう、地域おこし協力隊も頑張っていきたいと思います!