「まだ学校の宿題が終わってない……」
「夏の思い出ほとんど作れてない……」
長い夏休みだからこそ、毎年抱えてしまう問題かもしれません。
この夏、室戸市ではこれら2つの問題を解決するイベントを初開催します!
イベント名は「夏休みものづくりチャレンジ」。
開催日程や当日どのような体験が出来るのか、それぞれまとめましたので「興味ある」「面白そう」と感じられたのならぜひ参加してみてください!
※この記事は室戸市地域おこし協力隊 観光ジオパーク推進課の山本が執筆しています
「夏休みものづくりチャレンジ」とは
「夏休みものづくりチャレンジ」は、 夏休みの工作や自由研究作成、夏の思い出作りにピッタリのイベントとなっています。名前のとおり、「ものづくり」を通して小さなお子様から大人まで、親子で楽しめる体験が盛りだくさん!
会場は「室戸世界ジオパークセンター」で、当日はフリーマーケットや保護猫譲渡会も開催されます。
興味のある方は、ぜひ、ご家族・ご友人と室戸へ遊びにお越しください。
開催日程・会場
- 開催日:2023年8月20日(日)
- 時間:10:00~15:00
- 会場:室戸世界ジオパークセンター(〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町1810-2)
だれでも参加できる?
事前の予約などは必要なく、当日会場にお越しいただければものづくり体験に参加可能です。
ただし、自由研究(「元漁師のおんちゃんから漁業を学ぼう」「室戸の立体地図を作ろう」)はそれぞれ時間が決まっているのでご注意ください。
「元漁師のおんちゃんから漁業を学ぼう」
13時00分からの当日1回のみ
ものづくり
当日、会場では合わせて7つのものづくり体験が企画されています。それぞれ参加料金はかかりますが、ご自身で作った作品はお持ち帰りいただけます。
作り方も丁寧に教えてくれますので、自分だけの作品を作ってみましょう!
※各体験の最終受け付けは14:00となっています
地層キャンドル
複数のカラーサンドを敷き詰め、室戸特有のしましまの地層を表現したキャンドル。
好きな色のカラーサンドを選び、最後にロウを流し固めると完成します。
作業時間は約30分~60分程度です。
※料金:500円
作り方
地層キャンドル作りを事前に体験してみました。
①まずは空の容器に数種類の砂を入れていきます。
※1種類でも、あるだけの種類入れてもOK
砂は荒いのから細かいもの、色が違うものと複数用意されています。
②自分が好きなように砂を敷き詰めていきましょう!
砂の他にシーグラス(波によって削られ丸くなったガラス片)を入れることもできます。
③最後にロウを流し込み、固まるのを待つだけです。
※流し込むロウは熱くなっているので、気を付けてください。
完全に固まるまでには20分以上かかると思うので、出来上がるまで他のものづくり体験に参加してみましょう!
苔玉づくり
土台になる土玉に苗を植え、その周りを苔で包むことで出来上がる「苔玉」。
当日は中山造園さんが作り方を教えてくれますので、小さなお子様でも楽しむことができます。
出来上がった自分だけの苔玉は、愛着もひとしおのはず。
室戸の自然に触れ、夏の思い出にいかがですか?
※料金:2,000円~
※必要な物は会場で用意していますが、土など気になる方はタオルやビニール手袋など持参してもOK
ものづくり体験当日の様子
当日は大人の方もお子さんも楽しそうに苔玉づくりに熱中していました。
苔玉にする植物はガジュマルの樹が人気だったそうです。
サンドブラスト
サンドブラストは、ガラス製品に砂を吹き付けることでオリジナルの模様や文字を入れる技法です。
特殊な薬品なども使わないので、お子様でも安全に体験することができます。
オリジナルデザインのマイグラスとしてや、大切な方の名前を入れてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
※料金:1,500円~2,500円
ものづくり体験当日の様子
サンドブラストも盛況の様子でした。
自分の好きな模様で作れるため、多くの人が真剣な表情で取り組んでいたのが印象的に思いました。
陶器色付け体験
「室戸ドルフィンセンター」協力のもと、陶器への色付け体験が行えます。
陶器の種類は、イルカやクジラなど海に関係する可愛らしい生き物たち。
生き物本来のリアルな色使いにするか、カラフルで独創的な色使いにするか……この夏の思い出として持ち帰ってみませんか?
※料金:500円
ものづくり体験当日の様子
陶器色付け体験は、2Fのセミナールームで行われていました。
写真を撮りに行くことはできませんでしたが、ものづくり体験をしている人の横には色付けした陶器が横に置かれているのを多く見かけました。
見ている限りでは、子ども達に人気がある感じでした。
ミニビン玉づくり
球状の漁具として港町でよく見られた「ビン玉(浮き玉)」。
夏休みものづくりチャレンジでは、サイズの小さなミニビン玉作りが体験できます。
マリンオブジェとして人気のあるビン玉を、可愛らしいミニビン玉にして色んな所に飾ってみましょう!
当日は大きなサイズのビン玉も用意しているようなので、興味がある方はそちらでの制作が可能かスタッフにお申し出ください。
※料金:1,500円
ものづくり体験当日の様子
ビン玉作りでも子ども達が熱心に作り方を学んでいました。
ビン玉だけを見たら、複雑そうな編み方をしていると感じたものの、皆さん上手に作って持ち帰っていました。
海のクラフト
「海のクラフト体験」は、海岸に流れ着いた貝殻や流木、シーグラス(波に揉まれて丸くなったガラス片)を使って世界にひとつだけの作品を作れます。
海の近くだからこそ出来るクラフト体験……ぜひ、味わってみてください!
※料金:500円~1,000円
ものづくり体験当日の様子
当日は浜辺で取れた貝殻やシーグラスが用意され、額縁に合わせて作品を作ったりストラップやイヤリングなどを作ったり……自分だけのアイテムを楽しそうに制作されていました。
木工手作りおもちゃ
チラシの掲載には間に合いませんでしたが、当日は「もっこ山本」さん協力のもと、木工おもちゃ作りの体験もできます。
木で作られたものはどれも温かみを感じるものです。
自分で作ってみることで、より木工作品の良さを感じられるのではないでしょうか。
※参加料金など、こちらの詳細は「室戸観光協会」にてお問い合わせください
- 電話:0887-22-0574(9:00~17:00)
- メール:info@muroto-kankou.com
ものづくり体験当日の様子
おもちゃ作りに使う道具が並べられており、箱など目に入る物のほとんどが木工作品。
今回はおもちゃ作りがメインでしたが、スマホケースなども作れるようで実際に見本も展示されていました(写真右奥)。
子ども達も丁寧に教えてもらい、道具を使って思い思いの作品作りを行っている様子でした。
自由研究
当日は2人の先生から授業を受けられます。授業といっても、ただ聞くだけのようなものではなく、こちらもものづくりを通して様々なことが学べる形になっています。
夏休みの自由研究に役立てられるほか、大人が聞いても興味深いお話が聞けるはずですよ。
元漁師のおんちゃんから漁業を学ぼう
元漁師の安岡さん(しいな遊海くらぶ)から貴重なお話を聞くことができます。
マグロ漁船・椎名大敷・キンメダイ漁など、豊富な経験を経て語られる言葉は、どれも興味を惹かれるものでしょう。
一回30分程度で、当日は二回おこなわれる予定です。
※料金600円(お土産としてミニビン玉ストラップがもらえます)
※お土産は「ビン玉作り」体験とは別に用意された物です(ビン玉作り体験がしたい場合はそちらに参加する必要があります)
室戸の立体地図を作ろう
室戸市の地図から自分で好きな場所を選び、その地形を立体地図として制作していきます。
室戸ジオパーク推進協議会の地理専門員・中村さん指導のもと行いますので、初めての方も安心してご参加ください。
大体1時間ほどの時間を目安にしています。
出来上がった地図はお持ち帰りいただけます。
※料金:無料
※先着5組での制作予定となっています
夏休みものづくりチャレンジ:まとめ
8月20日(日)の10時から「夏休みものづくりチャレンジ」開催。
1番早い人で9時30分頃に来館され、ものづくり体験を楽しんでいました。
筆者は「地層キャンドル」コーナーで対応をしていましたが、午前中が最も賑わっていたと思います。
筆者自身も「苔玉作り」を体験し、1日楽しく過ごせました。
自由研究のコーナーでは、大人も子どもも教室で熱心に話を聞いている様子でした。
体験・勉強・遊び、来られた方にとっては充実した1日だったのではないでしょうか。
回り方
どの体験もある程度の時間を要する(約20分程度)ので、回り方は最初に決めた方が良いと感じました。
ロウが固まる時間があるため、まず「地層キャンドル」を作り、その後に好きな体験に向かう……といった流れがおすすめかもしれません。
お問い合わせ
- お電話:0887-22-0574(一般社団法人 室戸市観光協会)
- メール:info@muroto-kankou.com
※電話での受付時間は9:00~17:00となります
夏休みはぜひ室戸に!
「夏休みものづくりチャレンジ」は、室戸世界ジオパークセンターにて2023年8月20日(日)開催。当日はさまざまなものづくり体験や、自由研究の題材にもなるお話を聞くことができます。
そのほか、会場ではフリーマーケット・保護猫譲渡会も開かれる予定です。
夏休みも終わりに近づいているこの時期、親子・ご友人でのお気軽な参加をお待ちしています。
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